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info 概要

プロペラのピッチ(インチ)とプロペラシャフト回転数、スリップ率(0〜50%)から、ボートの理論速度と実速度を mph・km/h・ノットの3単位で同時に算出する計算ツール。

📘 使い方

  1. プロペラに刻印された公称ピッチ(インチ)を入力
  2. プロペラシャフトの回転数を入力(ギア比がある場合はエンジン回転数を割った値)
  3. スライダーでスリップ率を設定し、理論速度と実速度を3単位で確認

プロペラピッチ速度計算機

in

プロペラに刻印された公称ピッチ(1〜50インチ)

rpm

プロペラシャフトの回転数(500〜8000)

15 %
0 50

実走行で失われる推進ロス。船型で15〜30%が一般的

speed 結果

実速度(スリップ込み)

mph
km/h ノット

理論速度(スリップなし)

mph
km/h ノット

適用したスリップ率

%

※ 1056 = 63360 in/mi ÷ 60 min/h(理論速度の定数)

※ スリップは実走行でのプロペラ推進ロスを表します

※ ギア比のある船外機・船内外機では、エンジン回転数をギア比で割ったプロペラシャフト回転数を入力してください

Article

プロペラピッチ速度計算機|ピッチ・回転数・スリップ率からボート速度を推定

プロペラの公称ピッチ、シャフト回転数、スリップ率から、ボートの理論速度と実速度を3単位(mph・km/h・ノット)で同時表示する計算ツール。プロペラ交換やピッチ選びの前に、おおよその到達速度を見積もるための目安。

💡 このツールについて

プロペラのピッチとは、1回転で理論的に進む距離(インチ)のこと。たとえば19インチピッチのプロペラは、1回転で19インチ前進する設計です。理論速度は「ピッチ × 回転数 ÷ 1056」で求まり、この 1056 は1マイル=63360インチを1時間=60分で割った単位換算の定数です。

ただし水は固体ではないため、プロペラは設計どおりには進みません。この理論値と実測値の差が「スリップ率」で、船型やプロペラ状態によって 15〜30% 程度が一般的とされます。実速度は理論速度からスリップ分を差し引いて算出します。

注意したいのが回転数の入力。ギア比のある船外機・船内外機では、クランクシャフト(エンジン)の回転数とプロペラシャフトの回転数が異なります。本ツールはシャフト回転数を前提とするため、ギア比がある場合はエンジン回転数をギア比で割った値を入力してください。

🧐 よくある質問

スリップ率はどう調べればいいですか

GPS で計測した実測速度と、本ツールの理論速度を比べます。スリップ率 = (理論速度 − 実速度) ÷ 理論速度 × 100 で算出できます。実測がなければ、まず 15〜20% 程度を仮置きして当たりを付けるのが目安です。

ピッチを変えると速度はどう変わりますか

回転数が同じなら、ピッチが大きいほど理論速度は上がります。ただし大ピッチは船を押す力が弱まり、加速や重量船では回転数が頭打ちになりやすい傾向があります。逆に小ピッチは加速重視・重量船向きです。

表示される速度は正確ですか

あくまで理論ベースの目安。実際の速度は船体重量、積載、水面状態、トリム、プロペラの摩耗などで変動します。最終的な判断は GPS による実測と組み合わせてください。

ノット表示は何に使いますか

海図や航海では速度をノット(1ノット = 1.852 km/h)で扱うのが一般的です。陸上感覚の mph・km/h と海上基準のノットを並べることで、用途に応じた読み替えがしやすくなります。

📚 プロペラとスリップの豆知識

スリップは「悪いもの」と思われがちですが、ある程度のスリップはプロペラが推進力を生むために必要なもの。スリップがゼロなら、それは推力もゼロという意味になります。一般的な planing hull(滑走型船体)では 10〜20%、排水量型の重い船では 40% を超えることも珍しくありません。

レジャーボートや船外機では、プロペラ交換時にピッチを1インチ変えると最高回転数がおよそ数百rpm単位でずれるため、エンジンの推奨回転域に収まるようピッチを選ぶ調整が定番です。速度だけでなく、エンジンを適正回転で回せているかの確認材料としても、この計算が役立ちます。