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info 概要

電源が入らない、画面が映らないパソコンの原因を、20秒の放電タイマーとピー音の記録を使いながら、コンセント、電源の線、本体、画面の順に、はい・いいえで絞り込む診断。

📘 使い方

  1. 電源ボタンを押したときの様子を1つ選ぶ
  2. 表示される手順に沿って線やランプを確かめ、答えを選ぶ
  3. 最後に出る原因の候補と、次にやることを確認する

パソコンの電源が入らない時の切り分け診断

route 確認している場所

electrical_services
コンセント
power
電源の線・充電器
bolt
本体の電源
memory
本体の中
desktop_windows
画面
いま確認中 問題なし 原因の候補

電源ボタンを押すと、どうなる?

本当に電源が入らないのか、本体は動いていて画面だけが映らないのかで、確かめる場所が変わります。いちばん近いものを選んでください。

warning

パソコンの中を開ける作業には、感電やけが、故障、保証が切れるおそれがあります。この診断では、中を開けずにできる確認だけを扱います。

※ 長押しの秒数は、メーカーの案内(電源を外して15〜30秒ほど電源ボタンを長押し)をもとにしています。機種ごとの案内があれば、そちらに合わせてください。

※ ランプや音の意味、キーの位置は機種ごとに違います。はっきりしないときは説明書で確かめてください。

※ 途中までの答えはこの端末のブラウザに保存され、画面を閉じても続きから再開できます。

Article

パソコンの電源が入らない時の切り分け診断|コンセントから画面まで、電気の通り道を順に確かめる

電源ボタンを押しても反応しない。ファンは回るのに画面が真っ暗。そんなときに、コンセント、電源の線や充電器、本体の電源、本体の中、画面の順に、はい・いいえで原因を絞り込む診断です。スマホで見ながら進める前提で、確かめる場所を動く絵で示し、放電の長押しは20秒のタイマーで計ります。

💡 このツールについて

パソコンがつかないと、まず本体が壊れたと考えがちです。ところがメーカーの案内を読むと、最初に確かめるのはコンセント、電源の線、つないでいる機器といった外回りです。電気はコンセントから線を通って本体に入り、中の部品を動かし、最後に映像が画面に届きます。そのどこかで電気が止まっている。この診断は、電気が来る側から1か所ずつ確かめていきます。

最初の質問は、ボタンを押したときに何が起きるかです。ランプもファンもまったく動かないなら、電気が本体まで届いていないことを疑います。ランプやファンは動くのに画面だけ暗いなら、電気は届いていて、問題は本体の中か画面の側にあります。ピー音が鳴るときとロゴで止まるときは、電源は入っているので、コンセントや線の確認は飛ばす作りです。

分かりにくいのは、たぶん「放電」でしょう。パソコンの中には電気をためておく部品があり、電源を抜いたあともしばらく電気が残ります。富士通のFMVサポートによると、過電流や過電圧を受けると保護回路が働き、電源が入らなくなることがあります。そのときは放電で中にたまった電気を抜き、回路を元に戻します。電源の線とバッテリーを外してから電源ボタンを押し続けるのは、電気の入口を断ったうえで、残った電気に逃げ道を作るためです。

長押しの秒数は、メーカーの案内で15〜30秒ほど。診断では20秒とし、円が一周するまで押し続けるタイマーにしました。機種ごとの案内がある場合は、そちらの秒数に合わせてください。

画面が暗いときにCaps Lockキーを押すのは、画面を使わずに本体が動いているかを見るためです。キーのランプは、パソコンが入力を受け取って点けたり消したりしています。ランプが切り替われば本体は動いていて、映像の側を調べればよいと分かります。ノートパソコンの画面にスマホのライトを斜めから当てるのも同じ考え方です。うっすら絵が見えるなら、パソコンは映像を出していて、画面を照らす明かり(バックライト)が消えています。

画面の上の図は、いまどこを確かめているかを示します。水色が確認中、緑が問題なし、赤が原因の候補。途中までの答えはこの端末に保存され、長押しのタイマーが動いている間は、対応しているブラウザならスマホの画面が消えません。

🧐 よくある質問

放電すると、保存したデータは消えますか?

消えません。放電は本体に残った電気を抜く作業で、保存したファイルには触れません。ただ、保存しないまま開いていた作業は、電源が切れた時点で失われています。

ファンは回るのに、画面が真っ暗です。

本体の電源は入っているので、診断は本体が動いているかを確かめてから画面の側を調べます。デスクトップなら、画面の電源ランプ、映像の線と入力の切り替え、表示のやり直し、別の画面の順です。ノートパソコンなら、明るさとライトでの確認、表示のやり直し、外の画面の順です。

電源は入るのに、すぐ落ちます。何度も入れて確かめていいですか?

入れ直しは最後の1回だけにしてください。CPUは熱くなりすぎると、壊れるのを防ぐために自分で電源を切ります。原因が熱なら、入れるたびにまた熱くなります。診断では、コンセント、線、よけいな機器、ほこり、放電といった電源を入れずにできる確認を先に済ませ、最後に1回だけ、スマホで動画を撮りながら電源を入れます。ピー音も動画を聞き直せば記録できるので、音を聞くための入れ直しは要りません。

落ちるまでに少し時間があれば、BIOSの画面でCPUの温度も見ておきたいところです。簡易水冷メーカーのNZXTは、何もしていないときに70℃以上なら異常の目安としています。簡易水冷は、ファンが回っていても中のポンプが止まっていることがあるので、ファンだけで判断しないでください。

起動するとピー音が鳴ります。何の音ですか?

電源が入ったパソコンは、まず自分の部品を点検します。問題が見つかったとき、音やランプの点滅で知らせる機種があります。音の長さや回数の意味は、メーカーや機種ごとにばらばらです。そこで診断では意味を決めつけず、短い音と長い音を聞こえた順に記録するだけにしました。その記録を機種名と一緒にメーカーのサポートページで引けば、どの部品で止まっているかが分かります。

ノートパソコンの充電ランプが点きません。

充電器が抜けかけやすいのは、コンセント側、箱のつなぎ目、本体側の3か所です。全部挿し直しても点かなければ、別の充電器で試します。使うのは、同じメーカーでこの機種に対応した充電器だけです。差し込みの形が合っても、ほかの機器の充電器は電圧が違うことがあり、パソコンが壊れたり発熱したりする原因になります。スマホ用の小さな充電器では力が足りないこともあるので、パソコン用のものを使ってください。別の充電器がないまま先へ進んだときは、最後の画面に「充電器も疑う」一言が出ます。

Windowsキー、Ctrl、Shift、Bの同時押しは何をするのですか?

Microsoftのサポートページで、画面が真っ暗なときに映像を出す仕組み(グラフィックスドライバー)をリセットする操作として案内されています。うまくいくと短い音が鳴るか、画面が一瞬ちらつきます。Windows以外のパソコンでは使えません。

メモリーの挿し直しなど、中を開ける確認はしないのですか?

しません。中を開ける作業には、感電やけが、故障、保証が切れるおそれがあります。この診断は、中を開けずにできる確認で原因の場所を絞り、そこから先は修理の窓口に任せる作りです。

修理を頼むとき、何を伝えればいいですか?

診断の最後に出る「修理を頼むときのメモ」に、試したこととその結果が順に並びます。記録したピー音や点滅も、このメモの中です。コピーして伝えれば、窓口で同じ確認をやり直さずに済みます。機種名と、いつから、何をしたあとに起きたかも伝えると話が早く進みます。

途中で直ったらどうすればいいですか?

挿し直しや放電など、何かを試す手順には「ここまでで直った」の選択肢があります。選ぶと、直る直前に何をしたかがメモに残ります。同じことがまた起きたときの手がかりです。

📚 放電のやり方がメーカーごとに違う

放電の手順は、メーカーの案内を見比べると細かいところが違います。富士通のFMVは、線と周辺機器を全部外して、デスクトップは約1分、ノートは約2分そのまま置く手順です。外すのは電源プラグとACアダプター(デスクトップは電源ケーブル)、画面の線、LANケーブルなど。Dellは、デスクトップなら電源ケーブルを抜いて電源ボタンを15〜20秒押し続けるよう案内しています。ノートパソコンでは30〜35秒押し続け、電源ランプが3回点滅するのを待つ機種もあります。

置いておくか、ボタンを押すか。やり方は違っても、電気の入口を全部断って、中に残った電気がなくなるのを待つ点は同じです。診断のタイマーは、各社の案内の真ん中あたりをとって20秒にしました。自分の機種の案内が見つかれば、その手順がいちばん確実です。