シンプルシロップ配合比計算機 | 砂糖と水の重量を逆算
仕上がりたい総量から、必要な砂糖の重量と加える水を重量基準で逆算するツール。1:1(標準)・2:1(リッチ)・任意比に対応し、砂糖が溶けて目減りする分も計算に織り込む。1:1で500ml仕上げなら砂糖約307g・水307mlと一画面で表示。
💡 このツールについて
カクテルやコーヒーのシンプルシロップは「1:1」「2:1」という比で語られるが、これは重量比が基準。1:1は砂糖1gに対して水1g、2:1は砂糖2gに対して水1gを意味する。ところが多くのレシピは「砂糖カップ2に水カップ1」と体積で書かれており、銘柄や粒度でカップあたりの重量がぶれるため仕上がりの甘さが安定しない。
このツールは比率を重量で扱い、目標の仕上がり量から逆算する。さらに、溶けた砂糖は乾いた結晶ほど体積を占めない(結晶スクロースの密度は約1.587g/cm³=1gあたり約0.63ml)点を計算に入れているため、「砂糖の体積+水の体積」のような単純な足し算では出ない実際の仕上がり量に合わせて分量を割り出せる。バー営業で日々シロップを仕込む人、レシピをスケールしたい自家製クラフト派に向いている。
🧐 よくある質問
Q. 1:1や2:1は重量ですか、体積ですか? A. 本ツールは重量基準で扱う。1:1は砂糖1g対水1g、2:1は砂糖2g対水1g。プロのレシピで安定した甘さを得るには重量計測が推奨される。
Q. 砂糖の重量と水の量で単位が違うのはなぜ? A. 砂糖は重さ(g)で量るのが正確で、水は密度がほぼ1g/mlなのでgとmlがほぼ同じ。そのため水はmlで表示している。
Q. 仕上がり量が「砂糖の体積+水の体積」にならないのは? A. 砂糖は水に溶けると結晶のときより場所を取らない。1gの砂糖が増やす体積を約0.63mlとして計算しているため、単純な足し算より仕上がりは少なくなる。
Q. 2:1にすると何が変わりますか? A. 同じ仕上がり量でも砂糖が増え、甘さと粘度が上がる。水が減るぶんカクテルを薄めにくく、保存性も高まる傾向がある。
Q. グラニュー糖以外でも使えますか? A. 重量比の考え方は同じだが、きび砂糖や粗糖は密度や水分が異なり仕上がりが少し変わる。表示は目安として扱う。
📚 豆知識
バーの世界では2:1を「リッチシロップ」と呼ぶ。アメリカ以外では2:1が主流で、英国の老舗ガイド(Difford's Guide)も2:1を基準レシピに採用している。少ない量で同じ甘さを足せるため、スピリッツ主体のオールドファッションやダイキリで「水っぽくせずに甘みだけ足す」用途に重宝される。砂糖の濃度が高いほど雑菌が繁殖しにくく、1:1より日持ちするのも2:1が好まれる理由のひとつ。