プライミングシュガー計算機 | 瓶内発酵に必要な糖量をグラムで逆算
自家醸造ビールの瓶詰め(瓶内二次発酵)で加える糖の量を、ビール量・温度・目標CO2量からグラム単位で算出。コーンシュガー(ブドウ糖)とグラニュー糖(ショ糖)の2種類を同時表示し、温度依存の残存CO2を自動で差し引く構成。
💡 このツールについて
瓶詰め時の糖が足りなければ気の抜けたビールになり、入れすぎれば瓶が破裂する。手加減が難しいのは、発酵を終えたビールにすでに溶け込んでいる残存CO2の量が温度で変わるからである。20℃で寝かせたビールと10℃で寝かせたビールでは、同じ炭酸感に仕上げるための追加糖量が違ってくる。
この計算機は標準的な醸造式を使い、まず到達最高温度から残存CO2を求め、目標との差分だけを追加糖に換算する。コーンシュガーは1gあたりのCO2発生量がショ糖よりわずかに少ないため、同じ炭酸量でもグラム数が多くなる。両方を並べて出すので、手元にある糖で調整可能。
🧐 よくある質問
残存CO2とは何ですか。 発酵中に生まれたCO2のうち、ビールに溶け残っている分。低温ほど多く溶ける。目標CO2量からこの値を引いた差分が、追加で必要な糖の仕事量になる。
温度はいつの温度を入れますか。 発酵終了後に到達した最高温度。最も温度が高かった時点が残存CO2の下限を決めるため、その値を入れると安全側で見積もれる。
コーンシュガーとグラニュー糖はどちらでもいいですか。 どちらも完全に発酵する。コーンシュガー(ブドウ糖)は水分を含むぶん同じ炭酸量にグラム数が多く、グラニュー糖(ショ糖)は少なくて済む。本数値はその差を織り込んで両方表示する。
目標CO2量の目安は。 ラガー2.4〜2.6、エール1.8〜2.4、ヴァイツェンやベルジャンは3.0〜4.0が一般的。スタイルの上限を超えると過剰加圧になりやすい。
瓶が破裂しないか心配です。 目標をスタイルの範囲内に収め、耐圧の瓶を使い、冷暗所で保管する。糖を入れすぎると瓶内圧が上がり破裂の危険がある。
📚 豆知識
日本の自家醸造は酒税法の制約があり、アルコール度数1%未満の範囲で楽しむ層が中心。低アルコールのジンジャービアやコンブチャ風飲料でも、瓶内発酵の糖計算は同じ理屈で応用可能。糖を入れて密栓した瞬間から、酵母が静かにCO2を作り続ける——瓶の中で起きているのは小さな発酵タンクそのものである。