ガイドナンバー計算機(マニュアルフラッシュ用)
ストロボのガイドナンバーと被写体までの距離から、マニュアル発光時の絞り値を即座に逆算するツールです。基本式「ガイドナンバー = 絞り値 × 距離」に基づき、絞り値・距離のどちらでも求められ、ISO感度に応じた実効ガイドナンバーと最寄りの絞り段も同時に表示します。
💡 マニュアル発光の露出をこのツールで詰める
TTL任せでは光量が安定しない、毎カット露出がばらつく——そんなときに頼りになるのがマニュアル発光と、その計算の土台になるガイドナンバーです。ガイドナンバーはストロボの最大光量を表す数値で、ISO100基準で「絞り値 × 距離」として規格化されています。値が大きいほど光が遠くまで届きます。
距離を決めて絞りを知りたいなら絞り値 = ガイドナンバー ÷ 距離、絞りを固定して立ち位置を知りたいなら距離 = ガイドナンバー ÷ 絞り値。このツールは「求めたい値」を切り替えるだけでどちらの計算にも対応します。ISO100以外で撮るときは実効ガイドナンバー = ガイドナンバー × √(ISO ÷ 100) を自動で反映するため、感度を上げたぶんの伸びも一目で分かります。算出した絞り値は1.4・2・2.8・4・5.6・8・11…という標準の絞り段に丸めた「最寄りの絞り段」も併記するので、実機のダイヤルにそのまま落とし込めます。
🧐 よくある質問
距離はカメラからですか、ストロボからですか? ストロボから被写体までの距離を使います。オフカメラでストロボを離して置く場合は、カメラ位置ではなく発光部から被写体までの距離を入れてください。
ISO100以外で撮るときは? ガイドナンバーはISO100基準の値です。ISO感度欄に実際の感度を入れると、実効ガイドナンバー = ガイドナンバー × √(ISO ÷ 100) で補正します。たとえばガイドナンバー36をISO800で使うと実効値は約102まで伸びます。
ディフューザーやバウンスを使うと? ガイドナンバーは光を直接当てた状態(直射)が前提です。ディフューザー・ソフトボックス・天井バウンスなどを挟むと実際の光量は計算値より下がるため、結果は出発点として使い、テスト撮影で詰めてください。
ズームヘッドの照射角でガイドナンバーは変わりますか? 変わります。照射角を望遠側に狭めると光が集まってガイドナンバーが大きくなります。仕様表に照射角ごとの値が載っていれば、撮影する画角に合った数値を入力してください。
最寄りの絞り段とは何ですか? 計算上の絞り値(例: f/7.2)に最も近い、レンズで実際に設定できる標準の絞り段(例: f/8)です。絞りは段ごとに光量が倍々で変わるため、対数的に最も近い段を選んでいます。
📚 ガイドナンバーと光の届く距離の豆知識
ガイドナンバーが「メートル表記」と「フィート表記」の2つ併記されているのを見たことがあるかもしれません。ガイドナンバーは距離の単位を含むため、たとえばメートルで36のストロボはフィートでは約118になります(1メートル≒3.28フィート)。海外製品のスペック表で大きな数字が出ていたら、フィート基準の可能性があります。本ツールの単位切替(英語版)はこの換算もまとめて行います。
もう一つの面白い点は、感度を1段上げる(ISO100→200)とガイドナンバーが√2≒1.41倍にしかならないこと。光量は距離の二乗で減衰し、絞りも段ごとに二乗で効くため、ちょうど平方根の関係で釣り合うのです。マニュアル発光の「フル発光でガイドナンバー11、1/2発光で約8、1/4発光で約5.6」という刻みも、同じ平方根の論理から生まれています。