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info 概要

露出補正が一目でわかる、マクロ・大判撮影の必携ツール。焦点距離100mmと繰り出し50mmなら+1.17段、補正係数と撮影倍率、シャッター速度の補正値まで同時表示。

📘 使い方

  1. 焦点距離(mm)を入力する
  2. ベローズの繰り出し量(無限遠から伸ばした分)を入力する
  3. 露出補正の段数・補正係数・撮影倍率・シャッター速度の補正値を確認する

ベローズ伸長 露出補正計算ツール

mm
mm

※ 露出補正係数 = ((焦点距離 + 繰り出し量) / 焦点距離)² 、段数 = log₂(係数)。

※ 外部単体露出計の実測値に本補正を加える前提。TTL測光のカメラは内部で補正済み。

露出補正
露出補正係数
×
撮影倍率
×
シャッター速度の補正
測光値にこの倍率を掛ける
Article

ベローズ伸長 露出補正計算ツール|繰り出し量から段数を即算出

焦点距離とベローズの繰り出し量を入れるだけで、露出補正の段数・補正係数・撮影倍率・シャッター速度の補正倍率を同時表示。マクロ撮影や大判カメラで、レンズと撮像面が離れたぶんの光量低下を数値で押さえる計算ツール。

💡 このツールについて

ベローズや中間リングでレンズを大きく繰り出すと、撮像面に届く光が広がって暗くなる。露出計の読みどおりに撮ると露出アンダーになるため、繰り出し量に応じた補正が要る。これがいわゆる「ベローズファクター(露出倍数)」。

外部の単体露出計やスポットメーターで測光する大判・中判ユーザーは、この補正を手で足す必要がある。本ツールは焦点距離と繰り出し量から補正係数 ((焦点距離 + 繰り出し量) / 焦点距離)² と段数 log₂(係数) を計算し、測光した露光時間に掛けるべき倍率まで表示する。たとえば焦点距離100mmを50mm繰り出すと係数2.25倍、露出補正は約+1.17段、撮影倍率0.5倍。等倍(1:1)撮影なら繰り出し量が焦点距離と等しくなり、係数は4倍ちょうど=+2段。

なお被写体が焦点距離のおよそ10倍より遠い通常撮影では補正はほぼ不要で、近接・マクロ域でだけ効いてくる。

🧐 よくある質問

Q. TTL測光のデジタル一眼でも補正は必要? A. 不要。TTL測光はレンズを通った実際の光を測るため、繰り出しによる光量低下を内部で織り込んでいる。本ツールの補正値は、レンズを通さない外部の単体露出計・入射光式メーターの読みに足す前提。両方に足すと露出オーバーになる。

Q. 「繰り出し量」とは何を入れればいい? A. 無限遠でピントが合う位置から、ベローズや中間リングで追加で伸ばした距離(mm または inch)。レンズの基準面から撮像面までの全長ではなく、伸ばした分だけを入力する。等倍撮影では繰り出し量=焦点距離になる。

Q. シャッター速度ではなく絞りで補正してもいい? A. どちらでも結果は同じ。ただし絞りを開けると被写界深度が変わるため、被写界深度を保ちたいマクロ撮影では露光時間(シャッター速度)側で補正するほうが扱いやすい。

Q. 望遠レンズでも同じ計算で合う? A. テレフォト型(望遠)レンズは光学設計上、物理的な繰り出し量が等価な焦点距離より短く、この単純な式どおりにならない。一般的な大判レンズやマクロ用レンズを想定した近似であり、テレタイプには別途メーカー資料を確認する。

Q. 撮影倍率はどう読む? A. 繰り出し量を焦点距離で割った値で、0.5なら被写体の半分の大きさ、1.0なら等倍(実物大)で写ることを示す。

📚 ベローズと逆二乗則の豆知識

露出倍数の根っこにあるのは逆二乗則。光が出る位置(レンズ側)から撮像面までの距離が伸びると、同じ光束が広い面積に広がって単位面積あたりの明るさが距離の二乗に反比例して落ちる。だから補正係数が距離の比の二乗 ((焦点距離 + 繰り出し量) / 焦点距離)² になる。

TTL測光が普及する前、大判の撮影者は繰り出し量を金属メジャーで測り、自分の常用レンズごとに作った補正表と照らし合わせて露光時間を決めていた。フィルム時代のマクロ撮影が「経験と計算の世界」と言われたゆえん。デジタルとTTL測光で多くは自動化されたが、外部メーター運用や厳密なフィルム撮影では今も同じ数式が生きている。