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info 概要

ビット深度 (1-32 bit) と基準電圧から PCM のダイナミックレンジ・理論 SNR・LSB 電圧・量子化雑音 RMS を一括算出。CD/DVD-Audio/スタジオ/32bit 整数 PCM のプリセット対応

📘 使い方

  1. ビット深度 N (1〜32 bit) を入力する
  2. 基準電圧 Vref (ピーク振幅) を入力する
  3. 「代表的なフォーマット」のボタンを選んで結果を確認する

ビット深度ダイナミックレンジ計算

bit

1 〜 32 bit。CD は 16 bit、ハイレゾは 24 bit が一般的です。

V

フルスケール時のピーク振幅電圧。1 V を既定として LSB 電圧を相対表示します。

代表的なフォーマット

ダイナミックレンジ

— dB

理論 SNR (sin 波)

— dB

量子化レベル数

—

詳細パラメータ

1 LSB の電圧 —
量子化雑音 —
符号付き整数の範囲 (最大 / 最小) — —
フルスケール幅 (ピークからピーク) —

代表的なフォーマットとの対応

—

※ ダイナミックレンジ = 20·log10(2^N) dB、理論 SNR = 6.02·N + 1.76 dB (フルスケール sin 波)。

※ 量子化雑音 RMS は 1 LSB / √12。dithering なしの一様分布を仮定します。

Article

ビット深度ダイナミックレンジ計算|PCM の DR・量子化 SNR・LSB 電圧を一括算出

ビット深度と基準電圧から、PCM オーディオのダイナミックレンジ・理論 SNR・量子化レベル数・1 LSB の電圧・量子化雑音 RMS をまとめて求める設計支援ツール。8 bit 整数 PCM・CD・DVD-Audio・スタジオ・32 bit 整数 PCM のプリセットで、実フォーマットとの対応も 1 タップで確認できる。

💡 このツールについて

「24 bit にすると 16 bit より何 dB 静かになるのか」「電圧で見ると 1 LSB は何マイクロボルトか」を即答したい場面は、ADC/DAC の選定やゲイン構成の検討でよく訪れる。ダイナミックレンジは 20·log10(2^N) dB、理論 SNR は 6.02·N + 1.76 dB という単純な式だが、桁の繰り上がりや電圧換算を毎回手で計算するのは煩わしい。

このツールはビット深度と Vref の 2 入力だけで、ダイナミックレンジ・理論 SNR・量子化レベル数を 3 カードで大きく表示し、LSB 電圧・量子化雑音 RMS・符号付き整数の範囲 (最大と最小)・フルスケール幅 (ピークからピーク) を詳細グリッドで補完する。LSB 電圧は V / mV / µV / nV を自動で切り替えるため、24 bit のような微小値でも読み取りやすい。プリセットは 8 bit から 32 bit 整数 PCM までの 5 つで、規格ごとの差を横並びで掴める。

🧐 よくある質問

ビット深度を 1 つ増やすと何 dB 良くなりますか。 1 bit あたり理論上 6.02 dB ダイナミックレンジが広がる。16 bit から 24 bit へ 8 bit 増やせば、約 48 dB の余裕が加わる計算になる。

理論 SNR の「+1.76 dB」は何ですか。 フルスケールの正弦波を入力したときの実効値と、一様分布を仮定した量子化雑音の比から導かれる補正項。式は 6.02·N + 1.76 dB で、純粋なビット深度由来の上限を表す。

量子化雑音 RMS の 1 LSB / √12 とは。 量子化誤差が ±0.5 LSB の範囲に一様分布すると仮定したときの標準偏差。dithering を施さない理想ケースの値で、実機ではディザや回路雑音が加わる。

32 bit を選ぶとダイナミックレンジが極端に大きく出ます。 表示の約 192.66 dB は 32 bit 整数 PCM の値。DAW で使う 32 bit float はこの式に従わないため、この数字を float のレンジやヘッドルームの目安としては読めない。

Vref は何を入れればよいですか。 フルスケール時のピーク振幅電圧。実機の値が分からなければ 1 V のままで、LSB 電圧を相対値として読めばよい。

📚 量子化ビットと dB の豆知識

オーディオ CD の 16 bit は、規格策定時に当時のアナログ機器のノイズフロアと釣り合う「過不足のない」値として選ばれた経緯がある。理論ダイナミックレンジ約 96 dB は、生のオーケストラの最大音圧と静寂の差にほぼ収まる範囲だ。一方でスタジオが 24 bit を使うのは、録音段でヘッドルームを多めに取り、後段のミックスやマスタリングでゲインを動かしても量子化雑音が前面に出ないようにするため。32 bit float が DAW のミックスバスで好まれるのも同じ発想で、内部ではクリップを恐れずに加算できる余裕が効いてくる。