プラスコード変換ツール | Plus Code と緯度経度の双方向コンバーター
Plus Code(Open Location Code, OLC)と緯度経度を双方向に変換するブラウザ版ツールです。10 / 11 / 12 桁の精度切替に加えて、対応するグリッドセルの南西・北東角と、緯度補正済みの実寸サイズ(メートル単位)を同時に表示します。open-location-code 公式 JS ライブラリ(300+KB)を読み込まずに同等のアルゴリズムを実装しているため、ページが軽量です。
💡 このツールについて
住所が定まらない山小屋や祭礼の屋台、海上の集合地点を URL に貼り付けたい時、Plus Code は「市町村レベルの場所表現+緯度経度の中間にある」便利な選択肢になります。一方で、Google Maps の URL から抜き出した 8FVC9G8F+6X のような断片を、改めて緯度経度に戻したい場面は意外と多く、その都度公式デコーダのページを開くのは面倒です。
このツールは入力モードをトグル切替するだけで、エンコード(緯度経度 → Plus Code)とデコード(Plus Code → 緯度経度)を同じ画面で完結させます。10 桁では約 14 m × 14 m、11 桁で約 2.8 m × 3.5 m、12 桁では 0.6 m 級まで粒度が変わり、セルの実寸も緯度に応じて自動補正(赤道で 111,320 m × 111,320 m、東京で 111,320 m × 約 90,990 m)して出力します。
入力検証は OLC 公式仕様に準拠しており、許容文字 23456789CFGHJMPQRVWX(紛らわしい 0 / 1 / A / B / D / E / I / L / O を除外)以外は弾きます。区切り + の位置や 0 パディングの並びも検査するため、コピペ時の余計な空白や小文字も自動で正規化されます。
🧐 よくある質問
Q. 10 桁と 11 桁、12 桁はどう使い分けますか? 10 桁は約 14 m 四方で、戸建ての家・店舗・公園入口など「住所代わり」になる粒度です。11 桁は約 3 m 四方で、駐車場の特定ブースやイベントの入口を指せます。12 桁では 0.6 m 級になり、屋外彫刻の真下や舗装の継ぎ目を指す用途に使えます。
Q. Google Maps の URL から取り出した Plus Code をそのまま貼れますか?
貼れます。https://plus.codes/8FW4V75V+8R の 8FW4V75V+8R 部分や、Google Maps の場所詳細に表示される Plus Code をそのまま入力欄に貼ると、緯度経度と SW / NE 角を返します。大文字小文字、前後の空白は内部で正規化します。
Q. Plus Code には「短縮形」もあると聞きました。対応しますか?
本ツールは Full Code(8 桁以上の完全コード)のみを対象にしています。75V+8R のような短縮コードは「参照地点(reference location)」が無いと解釈できないため、短縮形を扱いたい場合は完全コードに復元してから入力してください。
Q. 緯度 90°、経度 ±180° のような端は計算できますか?
できます。緯度 90° は OLC 仕様に従い 90 − ε に丸めて処理し、経度は ±180° を内部で正規化(-180 ≤ lng < 180)してからエンコードします。極や日付変更線をまたぐケースでも 8 桁以降のグリッド桁が破綻しないように、Math.floor / 剰余を使った base-20 演算で実装しています。
Q. 計算結果は GPS と完全に一致しますか? OLC の精度は GPS の絶対精度(家庭用受信機で 3〜10 m 級)を超えるため、12 桁の 0.6 m セルを「GPS で正確に指せる」と過信しないでください。本ツールはあくまで Plus Code とセル境界の数学的関係を返します。
📚 豆知識
Plus Code は 2014 年に Google が公開した Open Location Code がベースで、Apache 2.0 ライセンスで仕様・参照実装が公開されています。インドの eGov 配送や、住所が無い農村部の郵便配達で実利用されており、UN の人道支援団体が難民キャンプの区画識別に用いた事例もあります。
アルファベット 23456789CFGHJMPQRVWX の選定基準が面白く、「0 と O」「1 と I / L」のような目視で混同しやすい文字を全て外しています。base-20 にした理由はちょうど 20 個のうち、紛らわしさを避けつつ大文字英字+数字で済むよう設計したためで、QR ではなく音読・電話伝達も視野に入ったエンコードです。
なお、ペアコード(5 段の base-20)+グリッド(base-4×5)というハイブリッド構造は、座標を一気に長くしすぎず「ペア部分だけで住所代わりに、追加グリッド桁で精密化」できるよう意図されています。後方互換のために 12 桁を超える拡張は保留されており、現実的に意味のある最大は 15 桁前後とされています。