CIDR範囲重複チェッカー|IPアドレス範囲の重なりを即座に検出
複数のCIDR表記をまとめて貼り付けるだけで、各レンジのアドレス範囲を算出し、どのレンジ同士が重なっているかを重複IP範囲とホスト数つきで一覧表示します。サブネット設計の衝突確認をブラウザだけで完結できます。
💡 サブネット設計の「うっかり重複」を防ぐ
大規模なネットワークやクラウドのVPCを設計していると、10.0.0.0/24 と 10.0.0.128/25 のように、一見別物に見えるCIDRが実は重なっているケースが頻繁に起こります。重複したアドレス空間はルーティングの曖昧さやファイアウォールルールの取りこぼし、VPCピアリングの拒否につながり、デプロイ後に発覚すると切り分けが厄介です。
このツールは入力された各CIDRをネットワークアドレスとブロードキャストアドレスの整数範囲に展開し、全ペアを総当たりで比較して重なり区間を抽出します。手計算でサブネットマスクを当てたりスプレッドシートで管理したりする手間を省き、設計レビューやIPAM(IPアドレス管理)の前段チェックとして使えます。入力したアドレス情報はブラウザ内だけで処理され、外部に送信されません。
🧐 よくある質問
Q. 何個までCIDRを入力できますか? A. 上限は設けていません。1行に1つずつ並べれば、全ペアの組み合わせを比較します。数が増えると比較回数は増えますが、ブラウザ内で処理されます。
Q. IPv6には対応していますか?
A. このツールはIPv4のドット区切り表記(例: 192.168.1.0/24)専用です。IPv6のCIDRには対応していません。
Q. /0 や /32 のような端のプレフィックスも扱えますか?
A. 扱えます。/0 は全アドレス空間、/32 は単一ホストとして範囲を算出します。
Q. 「重複」とはどういう判定ですか?
A. 2つのレンジのアドレス範囲が1アドレスでも共有していれば重複と判定します。一方が他方を完全に内包する場合(/24 の中に /25 がある等)も重複として検出します。
Q. 入力形式を間違えるとどうなりますか? A. ドット区切り4オクテット+プレフィックスの形式から外れた行はエラーとして表示され、正しい行の解析は続行されます。
📚 CIDR表記の豆知識
CIDR(Classless Inter-Domain Routing)は、それ以前の固定長クラス(クラスA/B/C)によるアドレス割り当ての非効率を解消するために導入された方式です。/24 のような可変長プレフィックスにより、組織の規模に合った粒度でアドレスブロックを割り当てられるようになりました。重複検出が重要なのは、隣接するブロックの境界計算を間違えやすいためで、特に /25 や /23 のように1ビットずれるとちょうど隣のブロックと重なる、あるいは隙間が空くという落とし穴があります。境界をアドレスの整数値で比較すれば、こうした人間が見落としやすい重なりも機械的に拾えます。