本の背幅計算機|ページ数と紙の厚さから背幅と表紙展開図を計算
ページ数と用紙の厚みから書籍の背幅を計算し、表表紙・背・裏表紙をつないだ表紙の展開図を表示します。A6〜A4 の定番判型に加えてカスタムサイズにも対応し、入稿前の表紙データ作成の目安に使えます。
💡 このツールについて
同人誌や自費出版の表紙を作るとき、最後まで悩むのが「背幅を何ミリにするか」です。背幅は本の厚みそのものなので、ページ数が確定しないと決まりません。狭すぎれば背文字が折れ、広すぎれば表紙が左右にずれて見栄えが崩れます。
このツールは背幅を 本文ページ数 ÷ 2 × 用紙の厚み で計算します。本は 1 枚の紙の表裏に 2 ページを刷るため、ページ数を 2 で割って「枚数」に直すのがポイントです。さらに上製本(ハードカバー)では表紙のボール紙の厚みを左右ぶん加算できます。表紙を包む折り返しと溝の分は足さないので、上製本の表紙の寸法は印刷所・製本所の指定で確かめてください。並製本(ソフトカバー)ならボール紙厚は 0 のままで構いません。
計算結果は背幅の数値だけでなく、表表紙・背・裏表紙を 1 枚につないだ展開図として表示されます。展開サイズ(横幅 × 高さ)もミリ単位で出ます。これは塗り足しを含まない仕上がりの寸法です。入稿データは、この周りに印刷所が決める幅の塗り足しを足した大きさで作ります(たとえば Amazon KDP は表紙の全幅を「塗り足し+裏表紙+背+表表紙+塗り足し」と定めています)。
🧐 よくある質問
背幅の計算式は? 本文ページ数 ÷ 2 × 用紙 1 枚の厚み(mm)です。上製本の場合は表紙ボール紙の厚みを 2 枚ぶん足します。
ページ数を 2 で割るのはなぜですか? 1 枚の紙の表と裏に 2 ページ印刷するためです。200 ページなら 100 枚ぶんの紙の厚みが背幅になります。
紙の厚さには何を入れればいいですか? 印刷所が示す紙 1 枚の厚み(mm)を入れます。1 ページあたりの厚みで示されているときは、1 枚が 2 ページなので 2 倍にして入れてください。
計算した背幅はそのまま入稿していいですか? あくまで目安です。製紙時の個体差で 3〜5% ほどの誤差が出るため、多くの印刷所は 0.5mm 単位で切り上げて運用します。最終的な数値は印刷所の指定に合わせてください。
背に文字を入れられないことはありますか? 背幅が狭い薄い本では、背にタイトルや著者名を入れられない場合があります。数ミリ以下では背文字を避けるか、印刷所に相談するのが無難です。
コート紙と上質紙で背幅は変わりますか? 変わります。同じ重さの紙でも種類で 1 枚あたりの厚みが異なるため、使う紙の厚みを印刷所で確かめて入れることが大切です。
📚 同人誌の背幅にまつわる豆知識
日本の同人誌印刷では、背幅計算は表紙入稿の第一関門として定着しています。多くの印刷所が自社サイトに背幅自動計算フォームを置いているのも、ここでつまずく人が多いからです。
紙は重さ(1 平方メートルあたりのグラム数)で呼ばれることが多いですが、重さは厚みそのものではありません。同じ重さでも上質紙とコート紙では厚みが違うため、背幅計算では必ず mm 換算の値を使います。また製紙の段階で 3〜5% の個体差が避けられないため、計算値は「ぴったり」ではなく「ほぼこの厚み」と捉え、0.5mm 単位に切り上げて表紙をデザインするのが現場の作法です。