ピッチ・テンポ同期計算機 (Varispeed)|BPM変更時のキー変化を瞬時に計算
音楽制作やDJミックスで、楽曲のテンポ(BPM)を変更した際に、それに連動して変化するピッチ(音の高さ)を瞬時に計算するオンラインツールです。逆に、ピッチを変更した場合のBPM変化も算出可能で、サンプリングやマッシュアップ制作の効率を大幅に向上させます。
💡 ツール概要
この計算機は、DAW(音楽制作ソフト)のVarispeed機能と同様の計算をブラウザ上で手軽に行うためのツールです。楽曲やオーディオサンプルのテンポを変更する際、ピッチがどれだけ変わるか、または特定のピッチに変更するにはテンポをいくつにすればよいかを正確に把握できます。
- 双方向のVarispeed計算 「BPMから必要なピッチシフト量を求める」モードと、「ピッチシフト量から変更後のBPMを求める」モードをワンクリックで切り替えられます。
- DJミックスのキー合わせ 2つの曲のBPMを合わせた際に、片方の曲のキーがどれだけ変化するかを事前に把握し、ハーモニックミキシングの計画に役立てられます。
- リミックス・マッシュアップ制作 サンプリング素材のBPMをプロジェクトに同期させた際のピッチ変化を計算し、キー補正(ピッチ補正プラグインに入力する値)を正確に求められます。
- リアルタイム&高精度 入力値に応じてリアルタイムに計算結果が反映され、小数点以下2桁までの正確なピッチシフト量(半音/st)と再生速度(%)を表示します。
🧐 よくある質問
Q. Varispeed(バリスピード)とは何ですか?
A. アナログのテープレコーダーのように、再生速度を変更すると音の高さ(ピッチ)も同時に変化する機能やその方式を指します。多くのDAW(音楽制作ソフト)に搭載されており、オーディオ素材のテンポを自然な形で変更する際などに用いられます。このツールは、その計算をブラウザ上でシミュレートするものです。
Q. 計算結果の「st」とは何の単位ですか?
A. 「semitone(セミトーン)」の略で、「半音」を意味します。ピアノの鍵盤で隣り合う白鍵と黒鍵の間の音程差が1半音(1st)です。音楽理論上、12半音で1オクターブとなります。
📚 ピッチ・テンポ同期計算の豆知識
BPM(テンポ)とピッチの関係は、単純な比例関係ではなく「対数」の関係にあります。具体的には、再生速度の比率(例: 目標BPM ÷ 元のBPM)の2を底とする対数を12倍すると、ピッチの変化量(半音)が求められます (ピッチ変化[半音] = 12 * log₂(速度比))。
これは、ピッチが1オクターブ(12半音)上がると周波数がちょうど2倍になるという音楽の物理的・数学的な原理に基づいています。この計算式により、BPMを2倍にするとピッチはちょうど1オクターブ(+12半音)上がり、BPMを半分にすると1オクターブ(-12半音)下がるという、音楽的に直感的な結果が得られるのです。このツールは、この正確な計算を自動で行います。